カエルのなかま

エゾアカガエル

北海道にいます。
学名は、ラナ・ピリカ。
ピリカとはアイヌ語で「美しい」という意味です。

とても良い名前をつけてもらいましたね。

 

 

卵です。
雪解けした4~5月に見られます。

おたまじゃくしです♪

赤ちゃんカエルです。

とても小さいですね。

鳴き声は、まるでイルカのような美しい声で鳴きます。


ここから、つぎは九州のカエルたちです。たくさんの種類がいます。

ニホンアカガエル
初冬から産卵地そばに移動し、雨を待っているようです。

(C)N.Shimokawa

 

写真:ほたる館にて

ヤマアカガエル

 

 

ニホンアカガエル同様に、豊かな山と森と水場があるところにいます。

(C)N.Shimokawa

ニホンアカガエルとヤマアカガエルの違いの特徴は、鼓膜(こまく)上の線が
水平か、凸凹しているか?のようです。

 (C)N.Shimokawa

ニホンアカガエル

ヤマアカガエル

 

写真は卵の様子です。

卵は、1~2月に見られます。
寒い日には凍っているように見えます。

でも、ちゃんと、

おたまじゃくしになります。


ニホンヒキガエル

1~3月に産卵します。
むかしからガマガエルと呼ばれている大きなカエルですね。
卵は細長いですね。
(C)N.Shimokawa


タゴガエル

2~3月、沢水がしみでるようなところで産卵をします。

鳴き声が、まるで犬のようです。

岩かげに産んだ卵です。


ウシガエル

大きなおたまじゃくしを発見。
冬を越しているところのようです。

初夏にはこんなに大きくなりました。

大人のウシガエルは体長16センチ、とても大きいです。外来生物です。
もともと食用に輸入されました。


カジカガエル

渓流や沢に住んでいます。
きっと冷たい水が好きなのかも知れませんね。

(写真:水環境館にて)


トノサマガエル
ダルマガエル

5~6月に産卵します。
むかしから愛されているカエルですが、いまでは少なくなってきているのだそうです。
似たダルマガエルとのちがいは、背中に目立つ筋が見られるのがトノサマガエルのようです。
この写真はどちらでしょうか。


ニホンアマガエル

5~6月に産卵します。
ケロケロと鳴きます。

写真はカップルでしょうか。

 

北海道にもおり、むかしから親しまれ、絵本や文学作品などにも登場しています。

 

周りに合わせて体色を変化することもできます。

保護色(ほごしょく)、または、擬態(ぎたい)と呼ばれる能力です。


ヌマガエル
ツチガエル

5~6月、田んぼによくいます。
とても大きな声で合唱します。
ヌマガエルには目と目をつなぐようにV型の模様がうしろにあるそうです。
写真はどちらでしょうか。


シュレーゲルアオガエル
産卵期は5~6月。
森にすむカエルで、卵は泡のようです。
ふしぎな鳴き声をします。
まるで「もののけ姫」に出てくる

木霊(こだま)のようです。

夏に赤ちゃんカエルを見つけました♪

しあわせの黄色。

何カエルの赤ちゃんでしょうか?

手と目の下の黒がポイントでしょうか?


日本には、他にも、まだまだいろいろな種類がいます。


北海道では春だけにしか産卵のために出てこないカエルも、九州では1~6月と半年もカエルたちと会えることができる気がします。
たくさんのカエルの種類がいますが、産卵をする時期も、する場所も違っているようです。

沢や小川、池や湿地、田んぼ、森などなど。
みんなで時間と場所を分け合っているのでしょうか。
 いつ頃、どこにゆけば会えるのかわかりましたか?

サンショウウオと同じく、遠くに移動することができませんから、いま、生きている環境を大切にしたいものですね。